正面玄関百人秀歌と百ト一首歌枕47春の夜の月水無瀬離宮定家略年譜86話語り



 
◆ 春 の 夜 の 月    (2018/1/2)

 幾つかの歌ごとに「百ト一首と百人秀歌」の間でリンクし最初の歌番号に戻ることに気が付きそれらを表にしてみました。5番の「おくやまに」は秀歌集では8番です。 その8番の「わがいほは」は秀歌集では14番です。そのように繋げていくと13組に分かれました。

 ・秀歌集番号は(S)をつけています。例:5おくやまに(S8)

    
1−14首 5おくやまに(S8)−8わがいほは(S14)−14みちのくの(S17)−17ちはやぶる(S10)−10これやこの(S16)−16 たちわかれ(S9)−9はなのいろは(S13)−13つくばねの(S12)−12あまつかぜ(S15)−15きみがためは(S18)−18すみのえの(S11)−11わたのはらや(S7)−7あまのはら(S6)−6 かささぎの(S5)−5おくやまに
2−12首 21いまこんと(S22)−22ふくからに(S27)−27みかのはら(S36)−36なつのよは(S33)−33ひさかたの(S26)−26 おぐらやま(S34)−34たれをかも(S31)−31あさぼらけあ(S29)−29こころあてに(S25)−25なにしをはば(S35)−35ひとはいさ(S28)−28やまざとは(S21)−21いまこんと
3−3首 23つきみれば(S30)−30ありあけの(S24)−24このたびは(S23)−23つきみれば
4−3首 37しらつゆに(S38)−38わすらるる(S39)−39あさぢふの(S37)−37しらつゆに
5−5首 40しのぶれど(S41)−41こひしてふ(S42)−42ちぎりきな(S45)−45あわれとも(S43)−43あひみての(S40)―40しのぶれど
6−7首 46ゆらのとを(S47)−47やへむぐら(S52)−52あけぬれば(S51)−51かくとだに(S50)−50きみがため惜し(S49)−49 みかきもり(S48)−48かぜをいたみ(S46)−46ゆらのとを
7−5首 54わすれじの(S55)−55たきのおとは(S59)−59やすらはで(S63)−63いまはただ(S68)−68こころにも(S54)−54わすれじの
8−4首 57めぐりあひて(S64)−64あさぼらけうじ(S67)−67はるのよの(S69)−69あらしふく(S57)−57めぐりあひて
9−6首 58ありまやま(S62)−62よをこめて(S60)−60おおえやま(S66)−66もろともに(S71)−71ゆうされば(S70)−70さびしさに(S58)−58ありまやま
10−11首 よもすがらち(S53)−53 なげきつつ(S56)−56あらざらむ(S61)−61いにしえの(S65)−65うらみわび(S75)−75ちぎりおきし(S82)−82おもひわび (S83)−83よのなかよ(S87)−87むらさめの(S93)−93よのなかは(S98)−98かぜそよぐ(S99)−99ひともをし―――後鳥羽院 
11−3首 かすがのの(S73)−73たかさごの(S72)−72おとにきく(S74)−74うかりける(俊頼朝臣)―――権中納言定家???
12−12首 やまざくら(俊頼朝臣) (S76)−76わたのはらこぎ(S79)−79あきかぜに(S80)−80ながからむ (S78)−78あはじしま(S81)−81ほととぎす(S86)−86なげけとて(S88)−88なにわへの(S89)−89たまのをよ(S92)−92わがそでは(S94)−94みよしのの(S97)−97こぬひとを(S100)−100ももしきや―――順徳院 
13−5首 きのくにの(S90)−90みせばやな(S91)−91きりぎりす(S95)−95おおけなく(S96)−96はなさそふ(S101)−101たちのこす―――右衛門督為家
 

 さて、この表を見ていると、11番目の部屋は定家が浮かび上がったのですが、「定家略年譜」のサイトにおいても、新勅撰集編纂時期の71番からの並べ方に 言及しています。また、「86話語り」のサイトの第9話の次に展開サイト「式子内親王と定家」においても71番からのことについて私見を述べていますので立ち寄ってみてください。

上の13の部屋を色分けしてみると下の図のようになりました。後鳥羽院(99)から右大将道綱母(53)まで煙が昇っているようです。 そこには一条院皇后宮(秀53)がいます。どいうことでしょう。

・  道のべの野原の柳したもえぬ あはれ歎きの煙くらべに

道のほとりの野原の柳は下萌えした、ああ、あたかも、歎きのために立昇る私の胸の煙と競い合うかのように。
(定家明月記私抄 続編 堀田善衛)



01あきのたの天智天皇 02はるすぎて持統天皇 03あしびきの柿本人麿 04たごのうらに山辺赤人 05おくやまに猿丸太夫 06かささぎの中納言家持 07あまのはら阿倍仲麿 08わがいをは喜撰法師 09はなのいろは小野小町 10これやこの蝉丸
11わたのはらや参議篁 12あまつかぜ僧正遍昭 13つくばねの陽成院 14みちのくの河原左大臣★ 15きみがためは光孝天皇 16たちわかれ中納言行平 17ちはやぶる在原業平朝臣 18すみのへの藤原敏行朝臣 19なにはがた伊勢 20わびぬれば元良親王
21いまこむと素性法師 22ふくからに文屋康秀 23つきみれば大江千里 24このたびは菅家★ 25なにしをはば三条右大臣★ 26おぐらやま貞信公★ 27みかのはら中納言兼輔 28やまざとは源宗干朝臣 29こころあて凡河内躬恒 30ありあけの壬生忠岑
31あさぼらけあ坂上是則 32やまがはに春道列樹 33ひさかたの紀友則 34たれをかも藤原興風 35ひとはいさ紀貫之 36なつのよは清原深養父 37しらつゆに文屋朝康 38わすらるる右近 39あさじふの参議等 40しのぶれど平兼盛
41こひしてふ壬生忠見 42ちぎりきな清原元輔 43あひみての権中納言敦忠 44あふことの中納言朝忠 45あわれとも謙徳公★ 46ゆらのとを曾禰好忠 47やへむぐら恵慶法師 48かぜをいたみ源重之 49みかきもり大中臣能宣朝臣 50きみがためを藤原義孝
51かくとだに藤原実方朝臣 52あけぬれば藤原道信朝臣 53なげきつつ右大将道綱母 54わすれじの儀同三司母 55たきのおとは大納言公任 56あらざらむ和泉式部 57めぐりあひて紫式部 58ありまやま大弐三位」 59やすらはで赤染衛門 60おほえやま小式部内侍
61いにしへの伊勢大輔 62よをこめて清少納言 63いまはただ左京大夫道雅 64あさぼらけう権中納言定頼 65うらみわび相模 66もろともに 前大僧正行尊 67はるのよの周防内侍 68こころにも 三条院 69あらしふく 能因法師 70さびしさに 良暹法師
71ゆふされば大納言経信 72おとにきく祐子内親王家紀伊 73たかさごの権中納言匡房 74うかりける源俊頼朝臣 75ちぎりおきし藤原基俊 76わたのはらこ藤原忠通★ 77せをはやみ崇徳院 78あはじしま源兼昌 79あきかぜに左京大夫顕輔 80ながからむ待賢門院堀河
81ほととぎす藤原実定★ 82おもひわび道因法師 83よのなかよ皇太后宮大夫俊成 84ながらへば藤原清輔朝臣 85よもすがら俊恵法師 86なげけとて西行法師 87むらさめの寂蓮法師 88なにはへの皇家門院別当 89たまのをよ式子内親王 90みせばやな殷富門院太輔
91きりぎりす 九条良経★
92わがそでは二条院讃岐 93よのなかは源実朝★ 94みよしのの参議雅経 95おほけなく前大僧正慈円 96はなさそふ藤原公経★ 97こぬひとを権中納言定家 98かぜそよぐ従二位家隆 99ひともをし 後鳥羽院 100ももしきや順徳院
101たちのこす
右衛門督為家


百ト一首での表記名 それぞれの名前
14みちのくの 河原左大臣★ 源融 みなもとのとおる
24このたびは 菅家★ 菅原道真 すがわらのみちざね
25なにしをはば 三条右大臣★ 藤原定方 ふじわらのさだかた
26おぐらやま 貞信公★ 藤原忠平 ふじわらのただひら 
45あはれとも 謙徳公★ 藤原伊尹 ふじわらのこれただ (これまさ) 
76わたのはらこ 法性寺入道前関白太政大臣 藤原忠通★ ふじわらのただみち
81ほととぎす 後徳大寺左大臣 藤原実定★ ふじわらのさねさだ
91きりぎりす 後京極摂政前太政大臣 九条良経★ 藤原良経 よしつね
93よのなかは 鎌倉右大臣 源実朝★ みなもとのさねとも
96はなさそふ 入道前太政大臣 藤原公経★ 西園寺公経 きんつね





正面玄関にもどる ‖ 上にもどる